無計画な逃避行だったハズの福岡れぽ

夏前に騒ぎ始めた旅の虫に唆されるままに京都をトンズラこきました。

高速バスに詰め込まれて一路西へ。600kmのうんざりするような旅路も寝てしまえば関係ありません。気が付けばそこはほら、



壇ノ浦PA

間違えた



博多

博多に到着しても特にどこに行くとか一切決めて無かったんですが、なんとなくやりたいことは決めていたのでそれに準じて移動開始。

福岡→唐津→鳥栖→福岡の大無駄移動を敢行いたしました。

特に何が目的って訳でもなかったんですけど、地下鉄がJR直通で唐津まで伸びてるとあれば、そこに何があるのか見たくないです？(終点マニア
というわけで唐津へ行きます。諸々の事情から西唐津には行きませんでした。

地下鉄に乗って姪浜へ。もう至って普通の途中駅なのに、地下鉄とJRの境界ってだけでテンションが上がるのはなぜでしょう。素敵。

そこからJRで唐津へ……って、305系カッコよすぎかよ！！！！

もうね、全身真っ白なのに都会臭さがないの。デザインとか内装とかは完全に最新の車両って感じなのに、なんか愛らしくて。カッコよさが洗練されてるの。
そんななのに扉の内側になんか可愛いのがいるんだよ？！

自分の中でイケメン乙女女子に決まりました。


街と山を交互に過ぎて、隣県の唐津にたどり着きました。

唐津には松がいました。
あれか。松原があるからか。そういえば県のマークも松だな。そりゃ松とコラボするわな。

昼御飯を調達しつつ今後のプランを練る。
私「せっかく近くを通るなら大宰府行くか。西鉄にも乗れるし。」
決定

料金表の一番端にあった天拝山(ここより博多方は博多経由の値段しか書いてなかった)までの切符を買い、いざ列車の旅に。
唐津～佐賀～鳥栖をつつがなく通過して、鳥栖で快速電車に。
乗り換え駅を確認してたら見事に降り損ねる。

そのまま隣の二日市へ。引き返すにも列車の便が少ないし、西鉄の駅まで歩く分には問題なかったので、そのまま乗り越し清算して西鉄まで歩きました。

なかなか特徴的なホーム構造の西鉄二日市駅を堪能して、大宰府へ。


神社で観光地と言ったら大体似たような感じにはなりますが、わりと力入れてて楽しかったです。


訪れた時間が時間だったので熱波に曝されながら参道を歩いたり(だけど京都よりマシ)、
なぜか境内に現代アート作品が混入していたり、
大道芸人が南京玉すだれとかやったりしてて楽しかったです。

本殿前の鳥居にミストが取り付けられていたのを見て「神様の居所も近代的になったもんだなあ……」とか思ってました。
あと、道真の「東風吹かば～」の句に泣きかけたりしました。短歌俳句になった途端涙腺弱くなるんですよねえ……

この辺りで、「もしかして、普通に観光客してないか自分」ということに気付く。
満喫してるのでいいんですけど。


梅サイダーおいしかったです。

西鉄で一気に天神まで帰ってきたところで、私のモバイルアイテムたちがおおよそ電池切れ間際に。しばらく天神の町を彷徨う。

思ったより時間が潰れててもう夕方だったこともあり、以降は近場のいきたい場所を手早く回る方針に……





その場所が貝塚と福岡空港ってのはどうなんだという意見もありますが。

貝塚は姪浜とは違って直通運転してなくて、ホームも分けた結果なのか写真の通り改札がホームにサンドされるとかいうおもしろ風景になってましたがこれでいいんでしょうか。

ついでにすぐ近くの貨物駅にも行ったものの、下調べ不足と時間の関係でこんな写真しか撮れなかったのが残念。まあこの時間帯はこの時間帯で最高なんですけど。
思ってたより木に取り囲まれてたんですよねえ……！


飛行機に用もないのに空港へ行ったとかたぶん幼少期以来なので、まず何が楽しめるかもおぼついてないまま行ったんですが、わりと自由にあちこち回れる(まあ土産物か飲食店ばっかですが)ことが分かったので今度はもう少し上手くやりたいですね。
屋上にビアガーデンが作られててすごく羨ましかったです。
その分展望スペース削られてるのでまあ心の中ではｷﾞﾘｨしますよね。

博多に帰ってきたら後はラーメンを食べてバスに乗るだけ。
店を探すのも見つかるかわかんなかった(あと充電がいよいよなかった)ので駅近くというか隣のビルの店で済ませました。
京都のしょうゆ豚骨に慣れるとむしろ普通の豚骨を「あっさりしてる！」と感じてしまう罠。

トッピング自由の高菜明太を新鮮に感じつつ美味しく頂きました。

結果、もっとグダグタなやつを想定していただけに予想外にしっかり旅行してしまったのですが、ともあれ満足した逃避行でした。